延段は、古くは茶庭や露地に設けられ、延段歩いて散策していたと言われており、庭に設けられた敷石の通路で、大小の平らな自然石を一定の幅で細長く敷きつめ、ある幅をもって直線や曲線状に長く延びた敷石のことをさします。飛石とは違い石と石の隙間がほとんど無いため歩幅を気にせず歩く事ができます。長い石を用いたり、切り石を敷きつめたり、玉石を混ぜて敷き詰めたり、石の間隔や目地、段差等を自由に変える事が可能で、庭の園路と同時に添景として用いられます。