雨水や汚水などの排水を目的につける緩い傾斜のこと。一般的に床面や雨樋、下水道管などに用いられる水取り勾配のことを指す。 水が自力で流れる限界の勾配は0.5%程度で、自然流下式の管に用いられ、日常的に歩いている道路には、ほとんど気付かない程度の1~1.5%程度の横断勾配がついている。水は流れるが傾きに気付かない勾配は1%程度と言われ、ウッドデッキにつける床勾配は1%程度が良いとされる。ちなみに1%の勾配とは、水平距離の1に対して100分の1上下する傾きを言い、1mでは1cmの緩い傾きとなる。