用語集

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粘板岩

粘板岩とは、泥岩あるいは頁岩が微弱な変成作用を受けるとやや再結晶作用が進み、板状にはがれやすくなった岩石を言います。一般に暗灰色から黒色で、凝灰質のものでは赤紫色や緑色を呈する。日本の古生界や中生界にきわめて多い。石質は緻密で硬く湿気の吸収も少なく、薄板として採石しやすく、はがれた石の表面は平滑のために、スレート・石盤・硯石などに利用されます。

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