つくばうには平身低頭するあるいはしゃがみ込む、膝を折り曲げて腰を落とした座り方など、貴人が通行する際にしゃがんだ状態で礼をする様と言われます。茶室の露地に置かれた、手水鉢を中心とした前石・手燭石・湯桶石・海などの石組みを言います。また、此の石組のまわりに灯籠や灯障等の樹木を配して、一つの蹲の景となります。茶客が入席する前に手水鉢で体を低くして手や口を清めますが、そのとき様からこの名が生れたと言われています。また、相撲や剣道で、つま先立ちで深く腰を下ろし、十分ひざを開き、上体を正した礼の姿勢の事を同じ感じで蹲踞(そんきょ)と言います。