雑木とは、人の手によって植林された建築材料としての利用価値の高い針葉樹に対して、それ以外の利用価値の低い広葉樹の樹木の事を指し、「ぞうき」と「かざつぼく」と呼ばれる。雑木により構成された林を雑木林と呼ぶ。有用材にならない樹種、炭や薪などに利用する樹種などの種々雑多な木を意味します。然し、雑木の多くは落葉する広葉樹で、多くは幹が曲がり、枝分かれが多いという特徴があります。このため、建築の材料の使用機会は少い樹木です。近年は雑木の落ち葉が腐葉土となることでの植生全体への貢献や、実が動物や鳥類の食料になっているといったことから、生態系の維持に不可欠である共言われています。